カテゴリ:女将発( 58 )

<女将発> 変な疲れが・・・。

昨日、仕事が終わり夜中に本屋さんに出かけました。
私の友人のH江さんが、「涌波に大きな本屋さんが出来たんだけどすごいのよ。
とにかく行ってみてよ!」と行ったからです。

流行には乗らなければと、行ってきました。涌波に新しく出来た本屋さんへ・・・。
丁度、友人から電話がかかってきて、ある雑誌に私が出ているとの事。
恐る恐る見てみると、出てました私が・・・。
親指くらいの大きさ(小ささ?)なのに良く気づいたものだなぁ
と感心してしまいました。それは、置いておきましょう。

大きな本屋さんに嬉しくなり、時の経つのも忘れてしまいました。
とにかく雑誌から、専門書まで膨大な数に驚きました。
一階には、KIDSコーナーがありましたが、
もしかすると金沢で一番充実しているのではないでしょうか?
二階には、ゲームやCD,DVDがありました。
音楽好きの私は、CDのコーナーで軽く一時間を過ごし
あれもこれもとどんどん抱え込み、この日のCD代は、チーン!!  あぁー・・・。

満足し一階に降りて、ある料理雑誌を探していると・・・。
表紙の特集記事に <う・れ・し・い・着物> と書かれた雑誌が目に留まりました。

どれどれ中を見ると、んっ? 見当たらないのです。
もう一度、ぺらぺらと捲りましたがやはりありません。
三回目は、ゆっくりと慎重に捲りました。が、見当たらないのです。
なんでかなぁ?と表紙を確認しました。  思わず愕然としました。(涙)

さっき確かに見た特集記事 <う・れ・し・い着物> と云う文字が・・・。
なんと!! <お・い・し・い・漬物> に変わっているではないですか!?
いや、確かにさっきは<うれしい着物>だったはず!
ページを捲ると、美味しそうなお漬物の特集がありました。

着物が漬物に変わった事実(いや、最初から漬物だったはず)に愕然とし、思わず苦笑い・・・。
何か、変な汗がどっと出てしまいました。
自分で自分が恥ずかしくなり、慌てて本屋さんを飛び出したのです。
車に乗ってエンジンをかけ、買ったCDを聴こうとしたところ・・・。
ない!! ない! ないーぃ!!!
慌てて飛び出したものだから、買った沢山のCDを本の上に忘れてきてしまったのです。

着物を着たまま駐車場をバタバタ走り、本屋さんに入りばたばた走り・・・。
あったぁー! あったぁー! 私のCD。
何だか久しぶりに走りましたが、着物を着て走るって体力使うのよね。
しかも、皆、見てるし・・・。 なんだか変な疲れに襲われた夜でした。
誰か、私に<落ち着く魔法>をかけて下さいなっ。 

                                    あんやとっ。

追伸、私にもっと能力があればいいのに・・・。毎回笑い話ばかりでごめんなさい。



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by kaikarou | 2006-06-19 13:37 | 女将発

<女将発>  いたずらされたブログ

今日は、身だしなみについて・・・。

私は、お客様の前に出る立場から身だしなみには、気を使っています。
念入りにメイクをして(化けて!?)着物に着替えます。
そして、髪結いさんにも毎日行きます。

人間は、外見じゃない!! 中身や!!
と云う方がありますが、私は中身ももちろん大切ですが外見も大切だと考えています。
個人的な意見ですが・・。
私は、日ごろよりスタッフには身だしなみについてうるさく云っています。

と、ここまで書いてお座敷が始まったのでデスクを離れました。
お客様のお見送りをしてデスクに戻ってくると・・・。
何ですとぉ??? このブログに続きが書き込まれていました。
この犯人は、女将になりすまして・・・。

女将   「誰やぁ? (怒) こんないたずらして!! (怒)」

スタッフ 「どうされたんですか? そんな大きな声だして。」

女将   「どーも、こーもないわぁ! これ見て!!」

スタッフが私のデスクに近づき画面を覗き込みました。
その書き込みを読みながら一生懸命笑いをこらえています。
しかし、こらえきれずに笑い出したのです。しかも、どうやら笑いのツボにはまった様子。
げらげら・げらげら・ケラケラ・ケラケラ。それを聞きつけた別のスタッフが、画面を覗き込み
ギャハハハ・ギャハハハ。

女将   「笑い事じゃないよ! 何やこれー!」

スタッフ 「この書き込み最高! ブラボーって感じですね?」
      と手を叩いて喜んでいます。

女将   「私のワープロ勝手に触ってぇー!(怒)」

スタッフ 「古っ。ワープロってこれ?」

女将   「そう。」

スタッフ 「女将さん、これパソコンって云うんですよ!」
      ぎゃははっは。

女将   「ワープロでもパソコンでも一緒やがいね!」
      
スタッフ  「せっかくなので、このいたずらこのまま載せましょうよぉ!面白いですから・・。」

と云うわけで、恥を承知で以下の通りです。笑ってください。

外見重視とか言いますがすごいのです。
実は、私のスッピンが・・・。

地上最強かもしれない。
羨ましいのはスレンダーな女性ではなく、バブリーな貴婦人ではなく
何より素肌が綺麗な女性です。

私は周りの人から「女将板金塗装」と呼ばれています。
自分の顔を修復するのです。

まずは顔面パテ作業、顔の凹凸をなくします。
次に下塗りを行います、軽くタッチする程度で乾燥させます。
ここからフンドシを締めなおします。

石川の伝統産業である輪島塗をイメージしてください、私の顔はまさしく
100回塗りをはるかに上回る塗装で仕上げられます。

これで完璧です、全天候型の私の顔は崩れることなく披露されるのです。
ハチさんでさえも私の顔を刺す事は不可能でしょう。

こうしていつしか私は「歩く顔面ボルボ」と評されました。
世界一のボルボの車体、傷つかない・潰れない・崩れないそんな感じです。
正しく私は無敵!

とこんな書き込みが・・・。
二回読めば、よくもまーここまで上手く書いたものだと感心してしまいました。
いたずらに、感心するというのはおかしな話ですがね。
でも、事実と違うのでうのみにしないでくださいね。念入りにメイクはしますが・・・。

すっかり今回の書き込みの予定から反れてしまいましたが、続きは又の機会に・・・。

ところで、今回の犯人は誰だったのでしょうか?
こんないたずらする暇があれば仕事して!と云う感じです。                              
社内の犯行に悩み続けながら、念入りにメイク(塗装?)をする私です。(苦笑)                                           
                                    あんやとっ。



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by kaikarou | 2006-06-17 15:05 | 女将発

<女将発>  妄想が暴走!?

先日、仕事で東京へ行ってきました。
こんな時も、私は着物です。

場所は空港。
朝一から着物を着ていると云うだけで、いろんな視線が・・・。

この朝一の便は、ビジネスマンの方が多いのですが、中には私をジーっと見つめ、
「どこかのお店で見たような・・・。誰やったかなぁ?」と云うような顔をなさいます。

「うーん、何処のお店やったかなぁ?」
「イヤー、思いだせん!!」
「うわぁー、とうとうアルツ(アルツハイマー)かなぁ?」 etc・・・。
一瞬のうちに、頭の中がぐるぐるしているのが分かるので面白いです。冗談ですがね。

そんな事は置いておいて・・・。

その出張の帰りの事です。小松空港に到着後、背後から
「女将さん!!」 との声。???と振り返ると、あの有名なS社のS専務でした。

S専務には、私共兼見御亭をよくご利用頂いております。
ダンディで、お上品、センスもよく、身のこなしもスマートです。
そして、なによりも、知的な会話・・・。
毎回、お会いする度に勉強させて頂いて居ります。

S専務  「ご出張でしたか?」

女将   「ハイ。専務さんも?」

S専務  「ハイ。 ちょっと、時間が出来たので、○○美術舘にも行ってきました。」

      やはり、知的なところは崩さないのです。

      「いやーそれにしても、一際目を引きますね。女将さん、素敵です。」

女将   「いややわぁ、恥ずかしいし、そんなん言わんといてぇー」
       と云いながら、素敵とか綺麗とか云う言葉に素直に喜んでしまいます。(笑)
 
S専務  「ところで女将さん、とんかつはお好きですか?」  ニコリっ。
       と・と・と・ん・か・つ!? 
 
この問いかけに、私はいろんな事を考えたのでした。
えっ?とんかつ? もちろん好きです。けれども、ここで好きって云ったらどうなんかなぁ?
お鮨とかなら、カッコいいけれどもとんかつでしょ?
字にすると、トン。そして、豚。なんかなぁ・・・。
妙に親近感がわくのは、何故?(苦笑)
もしかして、ここで「好きです。」と答えたなら・・・。

女将   「ハイ、とんかつは好きです」

S専務  「それでは、この後一緒にとんかつ食べにいきませんか?ディナーに・・・。」
      
と、そう云うお誘を頂く事になるのだわぁ。間違いなく・・・。
しかし、今は6時。今日は、お座敷も沢山入っているので、早くお店に戻らなければいけない。
ここで、お誘い頂いても・・・。嬉しいけれど、お断りしなくちゃいけないの。残念!!

と短い時間でいろんな事を考えました。
私の頭の中は、お誘いを頂くという事に決定していました。
勝手にね。その時です!!  
横に歩くS専務が、何やら鞄の中をごそごそ。ゴソゴソ。ごそごそ。
 
S専務   「女将さん、これどうぞ召し上がって下さい」
        
と、彼の手には有名とんかつ屋さんの<かつサンド>が・・・。
えっ? 思わず絶句してしまいました。
私の頭の中には、とんかつデートにお誘い頂くと云うことになっていたので
驚きました。しかし、私の手は、しっかりと<とんかつサンド>を握りしめていました。

女将   「あんやとっ。」 (苦笑)
     
S専務  「それでは、お座敷頑張ってくださいね!」
  
と爽やかな笑顔を残して、お迎えの車へと乗り込んで行かれました。
残された私は、頂いた<とんかつサンド>を持ったまま立ち尽くしてしまいました。
自分の勝手な想像と云うか、思い込みと云うか・・・。早とちりにも程があるわ。
あまりの恥ずかしさに、一人苦笑いしながら車に乗り込んだのでした。
この思い込み話は、その夜の常連さんのお座敷で小話として披露いたしましたが、

お客様   「女将、それって思い込みじゃないよ!!」  

女将    「じゃぁ、なんやろ?」 

お客様   「妄想が暴走したんやわ!!」 (笑)

女将    「・・・。・・・・。・・・・・・・。せめて、想像力が豊かやなぁっ云うてやぁ。」

お客様   「物は、云いようやなぁ。」 ぎゃはははっ。

お座敷が終わり、<妄想かつサンド>を一人食べながら、「もう少しだけでいいから落ち着こう」
そう想いながら、想像力が豊かな事は良い事だと強制的に思い込む私でした。

                                          あんやとっ。

追伸、S専務、<妄想とんかつサンド>あんやとっ! (笑)



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by kaikarou | 2006-06-09 13:52 | 女将発

<女将発> 新しい日本の風習?

GWが終わったある日、和倉温泉の某旅館で行われたある会合に出席致しました。
総会が終わり懇親会と続きました。

この日の部屋割りで、私は東京在住でデザイン会社に勤めるY美さんと
ハーフのnamiaちゃんと同室でした。
ハーフといっても今流行のニューハーフではありません!!本物です。(笑)

Y美さんは、有名芸術大学を卒業後、デザインの仕事をしながら、
数々の女優さんのスタイリストとして活躍されて居ります。

そして、namiaちゃんは、お父様が日本人でお母様がスペイン人と云う、
とても美しいハーフです。本当に美人です。

日本に来て、4年になりますが日本語はもちろんの事、
日本の文化についてお勉強をしているのです。

日ごろより、このお二人とは仕事をさせていただいて居りますが、
一緒に宿泊するのは初めてでした。
総会や懇親会の緊張が解け、その三人部屋はまるで高校生の就学旅行と化したのです。

 ぺちゃぺちゃ・ぺちゃくちゃ・ぺちゃぺちゃ・ぺちゃくちゃ。話は尽きる事がないのです。

女将        「namiaちゃん! 今、お父様はスペイン?」

namiaちゃん   「そう。おかっ・さんもスペインにい・ます」
           ところどころ、ぎこちない日本語。でも、可愛い。

女将        「そうなんやぁ」

namiaちゃん   「オカーミ・さ・ん。 わ・たし・のおとっうさんは、画家で・す。」

女将        「そうなんやぁ。凄いね!」
           そう言った次の瞬間です。

namiaちゃん   「それで・ね・オカーミ・さ・ん。
わ・たしっのおかっ・さんはねっ、馬鹿で・す!!」

何ですとー? 何ですと-?  何ですとー?
一体、誰がこんな事を彼女に教えたのでしょうか?
日本に来て、どうやら悪いお友達に捕まったのね?可哀想・・・。
もしかして?とY美を見ると、ニッターと笑っていました。やはり、Y美のようです。

女将        「ねぇ、もう2時やよー。寝よう!!」
           と布団の敷かれたお部屋へ行くと、枕の上に小さな折鶴が乗っていました。

namiaちゃん   「オカーミ・さ・ん。これ・なーぁぁぁぁ・ん・だっ?」

女将        「それ、折り紙で創った<O・RI・ZU・RU>やよ」

namiaちゃん   「ふーーーーん。これ・な・にするーものか?」
           と不思議そうな様子で、折鶴を手に取って見ています。

女将        「それねっ、寝る前に歯磨きした後、布団の上に正座して食べると幸せにな
れるんやよっ。
           日本の有名な風習ねんけど知らんかった?」
            と努めて真剣な顔。  
        
namiaちゃん   「わた・し、わぁ・かぁ・らぁない・ね。でも、すごー・く・う・れしっいぞ!!」
           彼女が面白いのは、時々、男言葉になること。
           
それから、寝るのかと思いきやまたまた、本間に戻りぺちゃぺちゃ・ぺちゃくちゃ・・・。
しばらくすると、namiaちゃんの姿が見当たりません。
あれ? 沢山飲んでたから、大丈夫かなぁ?

布団の敷かれたお部屋を覗いてみると、なんと!!
そこには、namiaちゃんが布団の上に正座をして口をモゴモゴ・もごもご・むにゃむにゃ・・・・。
えぇー?もしかして? 

女将       「namiaちゃん、何食べとるが?」

namiaちゃん  「わ・たっし、つ・るぅ・た・べ・てる。けど・も、これーあ・じない・だ・ぞっ」
          と又、男言葉。

女将       「そんな事ないよ、それ黄色いから、たくさん噛んだらレモンの味するよ」

namiaちゃん   「そーか、が・ん・ばるぅ・ぞっ」
           もぐもぐ・むにゃむにゃ。
           「あ・じぃ・しねーぞっ。こらっ!!」

とうとう、私もY美も我慢できずお腹を抱えて笑ってしまいました。布団に転がり込んで・・・。
そこで、一言namiaちゃんが吠えた!!

namiaちゃん   「おっめーらぁ、だーまっし・た・なぁーーーぁーー」

??? 今、何て言った? 「おめーら?」
それにも、おかしく笑いが止まらず私とY美は布団の上を転がって大笑い。

namiaちゃん   「なんだー、ばっ・か・やーろーう!!」  (訳・なんだ馬鹿野郎!)

女将       「日本の新しい風習ねん。私が今日、作った風習ねんっ。」

namiaちゃん   「おう・そう・か?だっから、おめーも・たべ・て・み・ろ!!」

           と食べかけの黄色い折鶴を私に投げてきました。

女将       「日本の風習でね、他人の食べかけは食べたら駄目なんやよ!!」

というと、悔しさいっぱいのnamiaちゃんは、私とY美に飛び掛ってきました。
彼女の中に流れる半分のスペインの血が騒ぎ出しました。
ん?私が彼女を好きなのは、とても純粋なところと勉強熱心なところのはず。
こんな凶暴なのはイヤだ! と布団に潜り込み寝たふりをした私でした。

namiaちゃんの最後の台詞。

namiaちゃん   「し・あ・わせぇに、なり・たかた・ぞ!! 
で・もなぁ、わ・たしぃ、おめーら、あい・し・て・るだっぞ!」

えっ?私、愛されてるの?

この彼女、本当に日本語を勉強しに日本にやって来たんかなぁ? 
なんで、男言葉なんやろ?

多分、いずれスペインに戻る日が来ると想うけれど、
きっと彼女のお父様が聞いたら卒倒するに違いない。

可哀想。あんなに綺麗な女の子が・・・。
来月、スペインから彼女の双子の弟、その名も<太郎・次郎>が日本に上陸するのです。

日本語も話せないし、日本に上陸するのも初めてのハンサムなハーフの二人。
又、日本の風習を教えてあげなくちゃ!今から楽しみにしている私です。
     
                                     あんやとっ。



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by kaikarou | 2006-05-24 12:11 | 女将発

<女将発> 懐華樓のお座敷で・・・。

土曜日、懐華樓にてお座敷がありました。
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懐華樓は、夜は今でも”一見さんお断り”の世界でございます。
ご紹介者のあるお客様のみ、1日一組だけのご利用になります。

その為、ご予約を頂いた時より、お客様がお帰りになるまで、
一時も気を抜く事は出来ないのです。

私共では、<そのお客様の全てをお守り致します>と云う心でのおもてなしをさせて頂きます。そこに、お客様との深い信頼関係が生まれ、この金沢にはお茶屋と云う文化が残るのだと想って居ります。

私がこの世界に入った時に、一番最初に教えられた事それは・・・。
<この世界、今後見た事聞いた事は決して人様にお話をしてはいけません。
黙って一人で墓場まで持って行きなさい>と云う事でした。

正直これを聞いた時、<大変な世界に入ってしまったなぁ>と不安な気持ちになりました。
と言っても、私の性格ですから、そう想ったのもつかの間でした。(笑)
<何とかなるかな? うん、何とかなるやろ・・・。>

さて、この土曜日のお座敷の様子ですが、普段なら他言しないのですがお客様より
「是非、BLOGに・・・」との事でしたので、
今日はちょっこし(金沢弁で、少しの意味)だけお話致します。

この日は、あの有名な?某青年団体の方々でした。
世間では、アルファベット2文字で語られ、今後の日本を背負う若手?やり手?(笑)の皆様。

その方々の同期会でした。
いつもは、兼見御亭をご利用頂いております。

しかし、この日は一見さんお断りの懐華樓。
それでも、きちんと紹介者からご予約を頂くと言うルールは外さない。

お客様の中には、懐華樓が私共のグループである事をご存知ない方もあり、
少し説明もさせて頂きました。

控えは一階の囲炉裏の間、そして、お座敷は二階の大広間にご案内致しました。
そこは、朱塗りの壁でとても艶っぽく華やかです。
一斉に「おぉー!!」とざわめきが起こりました。

上座には、しっかりと先輩(同期入会でも年齢が上の方が先輩です)にお座り頂くと云う上下関係は、いつ見ても徹底されていて感心してしまいます。

宴が始まり、あんなお話やこんなお話・・・。
T氏とA氏のきわどいトークはいつもの事ですが、まるで売れない漫才のような感じでした。(笑)

しかし、その微妙なかみ合いが皆を笑わせるのです。
あっと云う間に盛り上がり、お座敷は音声多重状態。その時です。

<こんにちはー!!> と玄関で叫ぶ声。
慌てて降りると、そこにはこの会のマスコット的存在の○ちゃん(3?歳独身男性)
が居ました。

女将     「あらー○ちゃん、お久しぶり。元気?」

○ちゃん  「アレー?女将さん何でここにおるがけ?」
        と、○ちゃんも懐華樓が私どものグループと云う事をご存知ない様子です。
ポカーン(笑)
        少し遊ぼうかな?

女将     「ごめーん。云うて無かったね。私、たまーにここでアルバイトしとるげんっ」
        もちろん、冗談ですがわざと小声で囁いてみる。(笑)

○ちゃん   「嘘やろー? 皆知っとるんけ?」
         といけない事を聞いてしまった子供のような様子。

女将     「なーん。 内緒やよー。○ちゃん。」
        と口元に人差し指をつけてみる。

○ちゃん   「分かったわ!!」
         と、自分だけが凄い情報を知ったというい感じでした。
        お座敷で皆に暖かく迎え入れられて、再びカンパーイ!!

○ちゃん   「ねぇ、大丈夫なん?」
         と、お座敷にいる私を見て不安そうな様子。

女将     「なーん。○ちゃん、本当はここも私の所なんやぁ」
         と、こ・く・は・く。

○ちゃんは、何の事か理解のできないご様子。
そして、しばらくしてその意味を理解したのです。
これまた、女将にしてやられた・・・。と苦笑い。

それでも、いつもマイペースな彼は、
何事も無かったかのように私がお注ぎするビールを飲み始めました。

朱壁の中で、皆さんの顔も艶っぽく映り始めた頃に、
一階の囲炉裏に戻り最後のデザートを召し上がってお開きとなりました。

一見さんお断りと云うと敷居が高く聞こえますが、それでも、これからの時代にこの世界を守っていくのは、今回ご利用頂いた若手の皆様ではないでしょうか?

お座敷にあがって、ちょっと太鼓を・・・。
なんて、彼らには若いのに粋な旦那さんになっていただきたいなぁ。
といつも想います。

金沢ひがしには、長い歴史の中に成り立った茶屋文化が残っています。
生まれた土地に、守る文化があると云う事はとても素晴らしい事ですね?
最近になって、ようやく気付きました。年かなぁ?
        
                                        あんやとっ。           

追伸、某青年団体の皆様、ご協力あんやとっ。



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by kaikarou | 2006-05-20 02:21 | 女将発

<女将発> 大和撫子が泣く瞬間

先日、とても素敵なPARTYへ出席致しました。

このPARTYは、私が日ごろよりお世話になり又、尊敬してやまないS氏の退官PARTYでした。
S氏は、航空自衛隊小松基地に勤務する凄腕パイロットです。
彼は、海外や全国の空を飛び回って来たと云う素晴らしい経歴の持ち主で、ここ数年は基地司令O氏の右腕、そしてWIFE?のような役と云うお立場でした。
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その、S氏が戦闘機を降りご退官なさる為、多くの方々が集いPARTYが行われました。
PARTYがスタートしましたが、とても洗練されスタイリッシュで素敵でした。
彼の人柄がそうさせたと想われますが沢山のお客様がお見えでした。

そして、いろんな方々からのお祝い?のスピーチでは、彼との出会いや思い出の数々が披露されいくつかの暴露トーク(苦)もありました。
彼にとっては、冷や汗ものだったと想います。(笑)
彼自身のご挨拶では、パイロットになろうと想ったきっかけや心に残っている事など貴重なお話を聞かせて頂きました。

そして、この日は美しい(私から見ても可愛い!!)奥様もご同席されて居りました。
日ごろより奥様にもお世話になっていますが、
「由記ちゃん!!今日はありがとうね。お写真撮りましょうよ。カメラマンさーん!!」
といつもと変わらずの彼女。とても嬉しい。
f0084515_10372064.jpg
これまた、彼女の人柄も素晴らしく沢山のお客様に囲まれ、とても華やかなひと時でした。
彼女のコメントの中にこんなフレーズがありました。
 <今まで、体も壊すことなく、戦闘機も壊すことなくパイロットとして勤めあげたことは素晴らしい事だと想います。本当にお疲れ様でした。> 
体も戦闘機も?とか云うユーモアも彼女らしいと云えば彼女らしい・・・。(笑)

しかし、笑ったのもつかの間、このコメントに胸が熱くなり涙が止まらなくなってしまいました。
彼女はS氏を心から尊敬しているそして、心から愛しているのです。
とても素敵。
 
最後は、出席者全員でアーチを造り、S氏と奥様をお送りしましたが、ところどころで止められなかなか前に進めませんでした。
私もアーチを壊し止めてしまいました。
思わずHUG。
この時も、涙が溢れて止まらないのです。

お向かいの紳士までが、「女将さん、泣かないで!! 私まで涙が出て困る・・・。」とおっしゃって男泣きされてました。
とてつもなく長いアーチを潜り抜け、最後は胴上げ・・・。
戦闘機で空を飛ぶ事は慣れていても、ホテルのフロアーで宙を舞うのはいかがなものかしら・・・?
沢山のパーティーに参加をさせて頂く機会がありますが、今回のこのパーティーは本当に感動をしましたし、言葉では表せない優しくしあわせな気持ちになりました。

私の中では、たとえ地球に終わりが来ようとも、S氏だけは飛び続けると信じていたのに・・・。(笑)
昨日、彼は沢山の仲間に送られ人生の1stステージを終えたのです。
多分、今頃ゴルフコンペかしら?
お疲れ様でした。

日本を守る大きな責任の中で働くと云う事は、どんな事なのだろう?
どんな気持ちなのだろう?
そして、その重責の中の彼を三歩下がって優しく支えてこられた彼女は、真の大和撫子ではないでしょうか?

私も彼女のように本当の意味での<大和撫子>にならなければ・・・。

                                          あんやとっ。

追伸、いつも常に凛としているS氏の奥様。その大きな瞳に涙が光っていたのを見ました。
    それは、大和撫子が泣いた瞬間でした。



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by kaikarou | 2006-05-15 10:40 | 女将発

<女将発> 懐華楼 ブレイク! ハイ テンション!

ご無沙汰致して居ります。
ここのところ、BLOGをお休みしていましたが、GWも終わりましたので又、
STRATしたいと想いますので宜しくお願い致します。

沢山のお客様や友人から、
<blog読むの楽しみにしているのでがんばって!!>
とメールやお電話を頂きました。有り難うございます。
お話したいことは、たくさんありますので順番に入れていきます。

まずは、GWのお話です。
先月29日からスタートしたGWですが、今年はお天気に恵まれ本当に良かったです。

我社、兼見御亭・見城亭・懐華楼も沢山のお客様で賑わいました。
特に、ひがし茶屋街の懐華楼は完全ブレイクしました。

特に、4日、5日ですが、ここは本当にひがし茶屋街ですか?と問いたくなる程の人出でした。駐車場は県外ナンバーの長蛇の列。
通りは、まるで大晦日の近江町市場のようでした。

私の記憶する限り、今までにこんな賑わいは見た事がありません。
通常は、兼見御亭と見城亭と懐華楼を行ったり来たりしている私ですが、このGWは懐華楼に張り詰めました。

朝6時に出社し、まずは神棚・・・。着物で椅子に乗り、念入りにお掃除をし水と榊を変えました。
二礼、パン・パン!!
「おはようございます。今日もお天気に恵まれました。有り難うございます。皆が元気で事故なく1日を過ごせますように・・・。」
そして一礼。

欲張りな私は、本当はもっと沢山の事をお願いしました。神頼みって云うじゃない・・・。
お花の水変え、掃除、打ち水。
雨戸を開けていると、スタッフも次々と早めの出社をしてきました。

早くから、喫茶サロンは満席状態となり喫茶の責任者であるK代もBIGスマイルでお客様に対応しています。

館内は、まるで戦場のよう。
実は、懐華楼はお茶屋なので、皆様のお住まいにあるような立派なキッチンがありません。
狭いキッチンで、3人が連携プレーで仕事をします。

お手洗いに行く時間も無く、お昼の休憩も無くと云った状態でしたが、
皆、笑顔を絶やさず楽しく仕事ができました。

午後からは、全員がこれ以上に無いと云うハイテンションとなり、学生の文化祭のような感じでした。
ふと、気が付きました。
ここは、上品さを大切にしている懐華楼のはず・・・。

女将    「ちょっとー!! ここ懐華楼やね?」

スタッフ  「はぁ?  何ですか?」  と大笑い

女将    「このハイテンション、何け?  まるで、M(某ハンバーガーショップ)みたいやね?」
       
スタッフ  「いやー。文化祭です!! 楽しい」
       そうか、それは良かった。楽しい事はいい事。

女将    「ねー、ここ懐華楼やね?」

スタッフ  「はぁ? 次は何ですか?」 と大笑い

女将    「皆、汗でメイクとれて、怖いよ!!  まるで、お化け屋敷みたいやね?」

皆でお互いの顔を見合わせ大笑い。 自分で言っときながら、涙が出るほど笑えました。      
皆のハイテンションのまま、4日の喫茶部門の売り上げは過去最高となりました。

そして、5日。
またまた、同じ状況となり、前日に仕込んだ
名物<金箔入り くず切り>は、2時過ぎに売り切れとなり、
オリジナルの豆腐を使った白玉入りぜんざいが飛ぶように売れ、
喫茶サロンには順番待ちとなりました。

私は、時間をみては二階に上がり、館内の説明やお茶屋についてのお話をし、
そして、お座敷太鼓などをしながらお客様とお遊びをし記念写真を一緒に撮る。

そして、又、キッチンにこもる・・・。
完全ブレイク!!完全燃焼!!
仕事が終わり、後片付けをしながらも皆、売り上げを気にしている様子。

女将   「発表します。○○円です!!」

スタッフ全員  「ぎゃー!!  うそぉ-!!  いやぁーん!!」
          いやぁーんって? (笑)

一斉に悲鳴が起こりました。
前日、過去最高売り上げを上げたその金額よりも、はるかに多かったのです。

私も信じられませんでしたがスタッフも呆然・・・。
あの時、全員が想いを同じにして働けた事に感動して、本当は涙が出そうでした。

私しごとですが、この両日は熱が38度を越えて下がらず体調は絶不調でした。
しかし、そんな事はスタッフやお客様には全く関係の無い事で、来て頂けるお客様、そして頑張ってくれているスタッフの為にも笑顔だけは消さないようにしてきました。

昨晩、自宅に戻ると下がらなかった熱は下がり、高いのは熱ではなくテンションでした。 (笑) 

続いた青空と同じく、さわやかなGWでした。

                                          あんやとっ。

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by kaikarou | 2006-05-08 11:11 | 女将発

<女将発>  PM11時の出来事

先日、どうも理解に苦しむ出来事が起こりました。

お座敷を終え、我社の役員と仕事の打ち合わせも兼ねて郊外までお食事に出ました。
この日は、イタリアンを美味しく頂き、打ち合わせも順調でした。 PM11時。

私が運転して、役員を助手席に乗せお店を出ました。
車を走らせていると、何か雑音が聞こえているような感じでした。

ん? 気のせいかな? 何か聞こえるけど・・・?
車内には、音楽もかかっていましたし、役員とも会話をしていた為、本当に雑音にしか聞こえなかったのです。
その時です!!!

「前の8番の黒い○○○!! 止まりなさい!!  直ちに左に寄って止まりなさい!!
 そこの黒い8番!!  止まりなさい!!」

私が普段使用しているのは、確かに黒のセダンです。
ナンバーは、警察官が叫んだ番号で確かに8番です。
スピーカーから連呼され、私は気付き直ちに止まりました。素直に・・・。
 
女将  「何で?」

役員  「何でかなぁ?」 
     穏やかな答えに、何事も起こっていないかの様子。

私は、窓を下げ最後まで下げた瞬間です。 信じられない一言が・・・。

警官  「なーんや、飲み屋のママかぁ?」
     と私の顔を覗き込む。

女将  「・・・。(苦)」
     正直驚きました。

警官  「飲み屋のママやね?  免許書見せて!」
     その断定的な物言いに、唖然としました。愕然ともしました。
     そこで、切れたのが我社の役員です。

役員   「失礼な!! 」 (怒)

      と大声で叫ぶのです。私はこれに驚きました。
彼は我社の中では、とても温厚で仏のような人だと云われているからです。
現に私も彼の怒ったのを、未だかつて見たことがありませんでした。

      彼は続けます。

      「貴方、誰に物を云っているんですか? その言い方は何ですか?
       本当に失礼じゃないですか?」 (怒)
       誰にって?  私にやろ?
       この時、警官は少し驚いた様子でした。私は、素直に免許証を提示しました。

警官   「ふーん。 飲み屋さんじゃないがけ?  お酒飲んでないけ?」
       と云い、私に顔を近付けてお酒のにおいを確認しました。 
       うわっ!  不細工な警官。 顔近くに寄せんといて!! 最悪・・・。(泣)

女将   「飲んでいません」
      自信たっぷり。 そして、努めてニコリ。

警官   「あっ、そっ。」
      と云い、免許証を私に乱暴に戻し、
何事もなかったかのようにパトカーに向かって歩きだしました。
      すごく気分が悪く、失礼な警官。

そこで、またまた役員が吠えた。
というより、穏やかに冷静に言いました。

役員   「すみません。ちょっといいですか? 私達何で止められたんですか?
      私達、何か?」

警官   「・・・。」 
      無言で逃げるようにパトカーの中に消えて行きました。

えー?これって何? 何が起こったの? 
私は、本当に嫌な気分になりました。 
<飲み屋さんのママ>に間違えられた事を怒っているわけではないのです。

あの警官の態度に非常に残念なものを感じました。
金沢は、今、観光都市と云われ注目を浴びています。

県外や海外からのお客様の誘客に、真剣に取り組む人達がたくさんいます。
私も県のミッションで県外や海外にも出かけております。

そして、<石川、金沢はとてもいいところです。人もあたたかく・・・。
是非に起こし下さいませ>等と云い、プレゼンをしてくるのです。

近年、懐華楼では旅番組や旅行雑誌の取材が大変多くなっています。
視聴者や読者が、金沢へ行ってみたい!行かなくちゃ!と思わせる内容になっています。

そして、その数々の情報をご覧になって、チョイスして金沢にお見えになるのです。

日ごろ私はスタッフに、訪れた方々に金沢に来て良かった。
もう一度、金沢に行きたいと想って頂ける、そんなおもてなしを心がけるように話しています。

それには、やはり人なのです。
人のあたたかさは、お客様自身が敏感に感じ取り、人のあたたかさは心に残ります。

あの警官のような人が、金沢を訪れた方々に出会ったならそれは、
そのお客様の悲劇では無く、観光都市と謳う金沢の悲劇なのです。 

そんな事を真剣に感じ、自分の姿を今一度振り返る
事ができた<PM11時の出来事>でした。 

                                          あんやとっ。

追記、あの日、私は黒い車に乗り、黒い着物を着ていました。あの警官、私の事『○○の妻』だと思って足早にパトカーに乗り込んだのかも・・・。(笑)

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by kaikarou | 2006-04-27 11:03 | 女将発

<女将発> 驚きの頼み事

毎日毎日、本当にいろんな事が起こります。だから、仕事って面白い?

今日、デスクに居ると私宛に一本の電話が入りました。

スタッフ  「女将、K社のK社長よりお電話です!!」

女将    「はい。馬場でございます。社長さん、長い事でー。お元気やったけ?」

K社長   「おー。何とか息しとるわぁ。」  ガハハッ!

       いつもと変わらぬ豪快な感じです。

女将    「ほんなら良かったわぁ」

K社長   「今日、電話したんは、頼みあって・・・」

女将    「なんやったけ?私に出来ることなら・・・」

K社長   「実は、来年の我社のカレンダーの女形のモデルお願いしたいんやわっ」

       はぁ?  本当かいね?

女将    「そんなぁー。 堪忍してやぁ!!  無理やって!!」

       本当にそう想った為、ついつい大声になってしまい、周りのスタッフが心配
       そうにこっちを見ていました。

K社長   「頼むわいね!  私の頼みや!! あんたと私の仲やがいね!!」
       えっ?  どんな仲け?  困るげんけど・・・(苦)
      
女将    「そんな事いうても、女形って男の人がするんじゃないが?」

K社長   「ほーや。何か勘違いしてないか?  女将じゃないぞ!」

女将    「は? ほんなら誰?誰が女形するん?」
       何だか意味が分からない上に、頭が混乱している。
      
K社長   「健太郎さんに・・・」  ガハハッ。ガハハッ。

この社長の言葉に、息が出来ないくらいに笑えました。久しぶりに涙がでる程笑えました。
彼が云う、この<ミスター 健太郎>と云う人物ですが・・・。
確かに我社に居ります。我社のマネージャーと云うポストの彼は、優しく穏やかで女性客
にとても人気があります。常連のマダムは、必ずこう言います。
 
マダム  「女将さん!! お支払いは、いつもと同じでね。 健太郎さんに集金に来て
       頂きたいの。」  うふふっ。

女将   「はい。かしこまりました。」
       そう、云われる前に分かっている為、やっぱり・・・と笑えます。 


そして、ミスター健太郎は後日、マダムのご自宅へと集金にお伺いするのです。
応接間に通され、あたたかいおもてなしに預かりご満悦と云った顔で帰社してきます。

マダム宅でおもてなしに預かる所要時間は平均2時間です。(笑) 
そのミスター健太郎への<女形>の依頼ですが、K社長の電話を切り確認しました。

女将  「健太郎、K社長が来年のK社のカレンダーに女形で出て欲しいって・・・」

     笑いが止まらない。

健太郎 「えっ? 冗談やろー?」
     笑いが止まらない。      

女将   「なーん、本気やったわ」
      
健太郎 「頼むし、丁重にお断りして!!」

女将   「やればー?」

健太郎  「そんなん引き受けて、病み付きになったらどうするがー?」

女将    「それはそれで、いいと想うよ。そんな生き方もあるし、
その路線で攻めるがもいい かも・・・」
       そう、私は何でも前向き?

健太郎  「僕は、僕のままでいい! お願いやし断って!!」
       胸の前で手を合わせています。

とやり取りが延々と続きましたが、<今回のお話は無かった事にして欲しい>
とお断りを致しました。
いろんな方にいろんな事を頼まれますが、今回は本当に<驚きの頼み事>でした。
イヤ、<もしこのお話を受けていたら、ミスター健太郎の人生は変わったかもしれない・・・。>今でもそう想う私です。

                                                  あんやとっ。


追記、 今日も片町の老舗K洋品店のシャツとスーツに身を包み、当店を訪れるマダムを
     優しくエスコートする彼です。
     そう云えば、私の親友のN美もミスター健太郎の隠れファンなのです。
         


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by kaikarou | 2006-04-26 09:30 | 女将発

<女将発> 「女将さん!! 今までで一番感動した仕事は何ですか?」

ひがしは、お花見のぼんぼりも取り外され、いつもの町並みに戻りました。

そんなある日、懐華楼に一人の素敵なマダムがお見えになりました。
マダムは、ご主人の出張に合わせて金沢へいらっしゃったそうで、ご主人のお仕事中にお一人で懐華楼へお見えになりました。

お抹茶をお持ちすると、

マダム  「いいお仕事ですね? こんな素敵な空間でお仕事が出来て羨ましいです」

女将   「あんやとっ」
      と、ニコリ。

マダム  「ご苦労もおありでしょうけれど・・・」
  
       私は、この言葉にとても弱いのです。 言われた瞬間、この世界に入った頃の事が
       頭を駆け巡るのです。 
右も左も分からず、ただひたすらに走っていた頃を思いだすのです。しかし、

女将   「なーん。 楽しくさせて頂いとります」

マダム  「お見かけすると、この世界に入る為にお生まれになったようなお方ですね」

ちょっぴり嬉しい。

女将   「なーん。ほんな事ないがやけど・・・」
       
マダム  「ご無礼かと・・一つお伺いして宜しいでしょうか?」

女将   「どーぞ」

      そして、そのマダムは次の質問を・・・

マダム  「女将さん、今までで一番感動した仕事は何ですか?」

       えっ?  うーん・・・。 今までで一番感動した仕事・・・? 
       やっぱり、あれかなぁ?

女将   「昔、この世界に入る前に、航空関係の仕事しとったがやけど、そん時にご縁頂いて
       航空自衛隊小松基地の航空祭で、仕事させて頂いたことやねぇ」

マダム  「へー。お祭りですか・・・?司会か何か? 詳しくお話して頂けないでしょうか?」

      とても興味がおありのようでした。

小松基地では、毎年秋に航空祭があって、ある年から民間の飛行機の説明も取り入れよう
と云う事になったそうです。

某航空会社に勤めていた私に、所長よりのミッションが・・・。
<次の航空祭で基地内の飛行指揮所 (一般の方は入れない)から、我社の航空機を説明して
欲しい。
君の豊かな感性と得意のアドリブで大いに盛り上げてきて欲しい>

得意のアドリブって? 大いに盛り上げて来てって? 困った。弱った。

当日の早朝、航空自衛隊の制服に身を包んだ担当者がお迎えに来て下さいました。
糊の利いた制服に身を包み、洗練された身のこなしが彼の容姿とマッチしていました。

こちらまで背筋が伸び、エスコートされるままに基地内へ・・・。
ゲートを入ると、まさしく<TOP GUN>の世界でした。 
一角には、ロープが張られ入場待ちのお客様が大勢いらっしゃいました。
その前を、その担当者と私が歩く・・・。

その時です!!  一斉にざわめきが起こり、その後、沢山のシャッターを切る音が・・・。
パシャ、パシャ。 カシャ、カシャ。 パシャ、パシャ。 カシャ、カシャ。
ん? 何? 音の方を見ると、大変な事に気付きました。
航空祭にお見えになった航空ファンが自慢のカメラを私に向けているのです。

皆さん、ご存知でしょうか?
彼ら(航空マニアとも云う)のカメラは、本当にすごいのです。
大きなレンズに、三脚・・・。
<私なんか普通の会社員、あなたたち飛行機撮りにきたんじゃないの?> 
それより、怖いって!!

恐怖のさらし者を体験しながら、辿りついた所は<飛行指揮所>でした。
そこには、これまた糊の利いた制服に身を包んだ幹部と云われる方々が沢山いらっしゃいました。
その中には、私が日ごろよりお世話になっているパイロッツトS氏の姿もありました。

彼は、日焼けした肌に整えられた口ひげ・・・。<TOP GUN>を地で行くようなナイスなOJISAMA.
なのです。彼の姿を見つけ少しホッとしました。

S氏  「今日、宜しくね! がんばっつてね!」

限りなく雲に近いその<飛行指揮所>はガラス張りで、その最前列に私の席は用意されていました。
<こんな所に上がることはもう一生無いなぁ。>そう想いました。
いよいよ、航空祭のスタートです。
担当者に 「開始の様子はすごいですよ」 と云われ、私は、椅子から立ち上がり、下の様子を覗き込みました。
ゲートに張られたロープが、外された瞬間にあの大勢の航空ファン達が猛ダッシュをするのです。
大きなカメラバック、三脚を抱えてです。凄い光景に唖然・・・。
と云うか一体どこからこんなに人が集まるの?  皆、何処から来たの? 家やね?
この航空祭と云うイベントですが、ファン(マニア)の中では、この為に、貯金をし立派なカメラを手に入れ情報交換をし、旅費を使い全国各地を飛び回るそうです。

私の出番です。限りなく雲に近いその場所より一言。
滑走路全域に届くマイクに向かって
    
「皆様、片山津方向上空をご覧下さい!!」

一勢にお客様の顔が、片山津方向上空に」向けられる。すごい!!
自分の一言で、これだけ多くのお客様が動くなんて・・・。

「只今、片山津上空より見えて参りましたのは、東京からの○○○(民間航空会社名)751便です。
ボーイング○○○型機、全長○○○メートルのこの便は、普通席500席、スーパーシート20席の528席をご用意いたしております。
小松ー東京路線は、全国でも有数のビジネス路線となっております。
二階席のスーパーシートをご利用のお客様には、ゆったりとしたシートでおくつろぎ頂き、お預かりのお手荷物の優先引渡しなどのサービスもございます。

どうぞ、皆様、我社自慢のスーパーシートで快適な空の旅をお楽しみ下さいませ。
それでは、○○○751便只今到着です!!」

と、飛行機のタイヤが滑走路に着く瞬間にピタリとおさめます。
これが、難しい。このような機体説明と紹介等を到着便、出発便にあわせて行います。

札幌便の紹介の時には、「この冬、皆様も白銀の世界で白い恋人たちを演じてみませんか?」
などと云った今想うと、とんでもない台詞を事も無げに言っていました。(笑)
自分の一声で多くのお客様が同じ方向を見、そして歓声をあげる。そして、拍手・・・。

私が居る高さに向かい、親指を立てて<GOOD!!>のポーズをしてくださるお客様達。

その姿に胸が熱くなり、鳥肌が立ちました。
本当に貴重な仕事をさせて頂いた事に改めて気付き、感謝の気持ちでいっぱいになりました。<最初で最後のこの仕事>そんな想いでおりました。
が、次の年もそしてその次の年も、所長からのミッションは私に下ったのです。
一秋の経験が、三年も・・・。

後日の公式発表では、初年度の航空祭の入場者は、約63000人でした。
その数字を聞き、またまた鳥肌がたちました。
参考までに、平成17年の入場者は、約112000人との事です。
本当に航空祭ってすごいのです。

私の、一番感動した仕事。こんな話をしながら、素敵なマダムと過ごした春うらら・・・。

皆さんの、今までで一番感動した仕事は何ですか?

                                              あんやとっ


追記、あの<GLAY>と云うとても有名なグループの野外コンサートの入場者数は、約50000人
    だそうです。それよりも多い人数なんだ・・・。うーん、すごい!!
    もう二度と、あんなに多くの皆様の前に立つ事は無いでしょう。若いから出来た仕事です。
    あの頃、私は若かった。  ピチピチギャルとも云う・・・。(笑)

    そう云えば、素敵なOJISAMAのS氏。現在も空を飛び、雲の上から私を応援して

    下さっています。しかし、あと数日で退官をなさるとの事。
    本当にお疲れ様でした。寂しさでいっぱいです。



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by kaikarou | 2006-04-23 23:10 | 女将発